私たちの考える歯科治療
院長メッセージ
MESSAGE
CONCEPT
科学的根拠に
基づいた治療で、
健康が
持続する口腔内環境を
当院は、目先の機能回復や見た目の
改善を優先する治療は
おこないません。
「できるだけ長く健康が持続する
口腔内環境」を実現するための
歯科治療をご提供します。
院長 歯科医師
清水 智幸
Tomoyuki Shimizu
近代歯周病学の生みの親であるスウェーデン王立イエテボリ大学 ヤン・リンデ名誉教授と日本における歯周病学の第一人者である前奥羽大学歯学部歯周病科 岡本浩教授に師事し、ヨーロッパで確立された世界基準の歯周病治療の実践と予防歯科の普及に努める。歯周病治療・歯周外科の症例数は10,000症例以上に及び、歯周病治療でもっとも難しいとされる根分岐部病変の治療に関しては、清水が参画したチームがまとめた内容が現在の日本歯周病学会の治療指針となっている。また、近年は歯周病に留まらずインプラント周囲炎治療の講師も務め、歯科医師の育成にも力を入れている。
- 略歴
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- 1988年
- 日本歯科大学卒業
- 1988年
- 日本歯科大学歯周病学教室(~1991年)
- 1991年
- 奥羽大学歯周病科(~1993年)
- 1994年
- スウェーデン王立イエテボリ大学臨床歯学懇話会理事
- 1997年
- 日本歯科大学歯科理工学講座入局(特別研究生)
- 2000年
- 清水歯科クリニック開設(~2009年)
- 2009年
- 昭和大学歯学部顎口腔疾患制御外科学教室
- 2009年
- 東京マキシロフェイシャルクリニック 院長就任
- 2015年
- 東京国際クリニック/歯科 院長就任(~現在)
*東京マキシロフェイシャルクリニックより2015年名称変更
- 専門分野
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- 歯周病学、インプラント治療、歯科材料工学
- 資格・学会
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- 歯学博士
- 厚生労働省認定 臨床研修指導医
- ストローマン・ジャパン(株) インストラクター(講師)
- フィリップスジャパンキーオピニオンリーダー(講師)
- International Team for Implantology(ITI)フェロー *
- ITI国際インプラント再生医学会 公認インプラントスペシャリスト
- 日本歯周病学会 認定医
- 日本臨床歯周病学会 認定医
- 日本臨床歯周病学会 歯周インプラント認定医
- 日本顕微鏡歯科学会
- 日本歯科理工学会
- *ITIは、世界中のインプラント歯学ならびに関連組織再生の専門家同士を結ぶ国際チームです。
- ITIフェローは、すでに4年以上資格を保持しているITIフェローの推薦によってのみその資格が与えられます。
- 推薦には、指定された分野での2つ以上の精力的な活動をしていることが前提となり、またフェローシップを継続するためには、一定の条件下で1つ以上の分野において継続的かつ高いレベルの活動実績の提示が求められます。
- 主な著書
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- 『スカンジナビアンスタイル口腔メインテナンス』 デンタルダイヤモンド社
- 『Lindhe臨床歯周病学とインプラント』 クインテッセンス出版株式会社
- 『Lindhe臨床歯周病学』 医歯薬出版株式会社
- 『根分岐部病変アトラス』 医歯薬出版株式会社
- 『エイジングインプラントロジー』 医歯薬出版株式会社
- 『高齢者への歯周治療と口腔管理』インターアクション株式会社
- 『デンタルハイジーン』 医歯薬出版株式会社
- 『歯周病は1日で治せる!』 株式会社文藝春秋
- 『もう他院のインプラントで困らない! これならわかる・できるインプラントメインテナンス』 医歯薬出版株式会社
SECTION 01
科学的根拠に基づいた
治療を
提供する
東京国際クリニック/歯科が重視していることは、科学的根拠に基づいた歯科治療をご提供することです。当院の歯周病治療は、「スカンジナビア学派」と呼ばれるスウェーデン王立イエテボリ大学の研究結果を軸とし、ヨーロッパ歯周病学会やアメリカ歯周病学会の最新の知見を臨床にフィードバックしています。そして、歯科先進国スウェーデンのEBM*をベースに、最新の研究結果を治療に反映しています。
* EBM:evidence-based medicine(科学的根拠に基づく医療)
科学的根拠に基づいた治療をご提供するには、私たちドクターが日々勉強を継続していかなければいけません。医療従事者が多くの知識を得て、日々学んでいくことは当然のことです。しかしながら、この当然であるべきことができているドクターは決して多くないと感じています。たとえば歯周内科治療など、科学的な裏付けのない治療が世に出てきていることや、「歯周病は治らない」というような誤った情報が蔓延している現状は、残念に思えて仕方がありません。
治療に流行り廃りが
あってはいけない
日本の歯科業界は流行り廃りに流されやすく、治療をまるで「ブーム」のように捉えているようにも思えます。これは、ドクター自身が明確な指針を持たず、新しく発表される論文や研究結果に振り回されているからに他なりません。論文の質を見極めることなく、自分にとって都合のいい論文や研究結果ばかりを取り入れるようでは、患者さまに最善の治療をご提供することはできません。大切なのは、第一にドクター自身が明確な指針を持つこと。そして、論文のデータ量や研究方法などを吟味したうえで、自らにとって好ましくないような論文であっても、しっかりと耳を傾ける姿勢を持つことだと思います。
日本でもワールドスタンダード
(世界基準)の歯周病治療を
私自身が歯周病治療の明確な指針としているのは、「スカンジナビア学派」と呼ばれるスウェーデン王立イエテボリ大学の研究結果です。歯科先進国であるヨーロッパ歯周病学会やアメリカ歯周病学会、各大学が発表する論文もチェックしますが、軸を置いているのは、私自身の原点であるイエテボリ大学の研究結果です。私がドクターとしての指針を確立できたのは、日本歯科大学在学中に日本の歯周病学の第一人者である岡本浩先生(前奥羽大学歯学部歯周病科教授)と出会ったこと、そして、近代歯周病学の生みの親であるヤン・リンデ名誉教授(スウェーデン王立イエデボリ大学)と出会ったことが大きなきっかけとなっています。今日では、歯周病は「細菌による感染症」ということが分かっていますが、当時の日本では、歯周病は「加齢に伴う高齢者の病気」であると思われていました。日本で「老化現象だから治らない」と言われていた時代に、ヨーロッパではすでに歯周病の原因も治療法も確立されていたのです。ヨーロッパで治る病気が日本では治らないと考えられている──日本の歯科医療とヨーロッパの歯科医療の歴然たる差──当時受けた衝撃は、今でも私の原動力となっています。当院がおこなう歯周病治療PERIOD.(ペリオド)は、徹底的に科学的根拠に基づいた歯周病治療です。そのため、治療で使用する医療機器も最新の研究論文によって常にアップデートしています。PERIOD.なら、より多くの歯周病患者さまを救えるはずだと信じています。
SECTION 02
健康が持続する
口腔内環境をつくる
東京国際クリニックでは、科学的根拠に基づく歯科治療をご提供することで、
「長期にわたって持続する健康で快適な口腔内環境をつくること」を治療のゴールに据えています。
たとえば、一般的な審美歯科治療やインプラント治療では、目先の機能回復や表面的な美しさばかりに目が行きがちですが、
根本的な問題を解決できていなければ 機能も美しさもいずれ崩壊してしまいます。
まずは口腔内の「土台」を整える
治療から
健康で快適な口腔内環境を持続するためには、健やかな「土台」があってこそ成り立ちます。もしこれらの土台に潜む病気を見逃していたら、将来必ず不具合が起きます。土台の健康状態を確かめないまま他の歯科治療を優先することは、地盤が不安定な土地にビルを建てるようなもの。土台がしっかりしていなければ、どれだけ精巧な補綴物をつくっても、機能や美しさが長続きすることはありません。
当院では、口腔内の土台となる歯茎や骨に対する「歯周病治療」と、むし歯に対する「精密保存治療」という2つの専門治療に注力し、口腔内環境を整えていきます。土台を整えたうえで審美歯科治療やインプラント治療をおこなうことで、機能と美しさをより長く持続できるようになるのです。
審美性と清掃性のバランスが
とれた補綴物を
歯周病治療・精密保存治療で土台を整えたうえで、セラミックなどの人工歯を被せる補綴治療に移ります。補綴物(被せ物)にはもちろん美しく自然な見た目が求められますが、当院では審美性に加えて清掃性(ブラッシングのしやすさ)も考慮して補綴物の形態にこだわり作製します。どれだけ精巧な補綴物でも、歯周病やむし歯の原因となるプラーク(歯垢)が溜まりやすい形態ではまったく意味がありません。当院では、ブラッシングの際に確実にプラークを取り除けることを第一に考えた補綴物をご提供しています。これにより、長期にわたって健康を持続できる口腔内環境が実現します。
左は他院で作製された被せ物の形態です。丸枠で囲った箇所が清掃性を悪くしていた原因なので、右のようにブラッシングのしやすい形態に修正しました。
SECTION 03
できるだけ
患者さまご自身の歯を残す
東京国際クリニック/歯科では、どれだけ精巧につくられた補綴物でも、どんなに優れたインプラントでも、
患者さまご自身の歯(天然歯)に勝るものはないと考えています。
だからこそ、当院ではできるだけ患者さまご自身の歯を残す歯科治療を実践しています。
出典:平成17年(財)8020推進財団調査
現在、日本における抜歯の原因は約4割が歯周病で3割がむし歯です(残りの3割は事故などの外傷的要因)。だとすると、歯周病・むし歯を予防もしくは早期発見・早期治療できれば、約7割の抜歯リスクを回避できることになります。当院では、この7割の抜歯リスクを低減し、患者さまご自身の歯を残すために「歯周病治療」と「精密保存治療」という2つの専門治療をご提供しています。当院の歯周病治療PERIOD.(ペリオド)では、重度の歯周病でも患者さまご自身の歯を残すことを最優先にした治療をおこないます。同様に、重度のむし歯においても、歯科用マイクロスコープを用いた精密保存治療によって最後まで患者さまご自身の歯を残せる可能性を追求します。
矯正治療においても
「非抜歯」を推奨
「できるだけ患者さまご自身の歯を残す」という考え方は、矯正治療においても同じです。歯並びが悪いとプラークが溜まりやすく、むし歯や歯周病にかかりやすいというデメリットがあります。そのため、当院ではむし歯・歯周病予防のために矯正治療をご提案することがありますが、その際に推奨しているのが、透明なマウスピースを用いて歯列を整える「インビザライン」です。当院がインビザラインを推奨する理由は、食事やブラッシングの際に取り外しができ、患者さまご自身によるプラークコントロールが容易になるからです。また、従来のワイヤー矯正では抜歯していたケースでも、歯を抜かずに矯正治療をおこなうことも可能です。もちろん、インビザラインでの対応が難しい場合にはワイヤー矯正も併用しますが、矯正中の清掃性や見た目を考慮するとインビザラインが最善の選択肢だと考えています。
全身の健康まで
見据えた歯科治療を
提供する
外科処置の前に血液検査をする理由
歯周病は全身疾患に悪影響を及ぼす
このように医科・歯科で
密な連携を図ることで、
口腔内だけでなく
全身の健康まで見据えた
歯科治療をご提供しています。
東京国際クリニック/歯科は
数年後を見据えた最適な
歯科治療をご提供させていただきます。
進行したむし歯や重度の歯周病
で抜歯と診断された方も
まずはお気軽にご相談ください。