歯周病の症状と進行
歯肉炎
PROGRESS STAGE 1
SYMPTOMS
歯肉炎の症状
歯茎が赤みを
帯びて
腫れる
ブラッシングを
した時に
出血する
- 歯肉炎を
発症している場合の
主な症状 -
歯肉炎は、歯周病になる手前の症状のことで、歯茎にのみ炎症が起きている状態です(歯を支える骨には影響は及んでいません)。歯周ポケットにプラークが溜まり、プラークに潜む歯周病菌によって歯茎に炎症が起こります。歯肉炎の段階では痛みがないため、なかなか症状に気付くことができません。歯茎の腫れや出血があっても、「大したことはない」と放置してしまう人も多いようです。しかし、放置しておくと次のステージである「歯周炎」へと進行してしまうため、歯肉炎の段階でしっかりとケアすることが重要です。
歯肉炎の原因
歯肉炎の直接的な原因はプラークであり、ほとんどの場合、ブラッシングが不十分でプラークを取り切れないことから歯肉炎を発症します。
歯磨きをサボったり磨き方が雑だったりするためにプラークを取り切れない方もいますが、以下のような原因によってプラークが溜まりやすい方もいます。
不正歯列
歯並びが悪く、重なり合って生えていたり傾いて生えていたりすると、歯ブラシが届きにくい部分ができます。そこにはプラークが溜まりやすいので、歯肉炎を発症するリスクも高くなります。
人工歯や矯正装置
過去の歯科治療で入れた詰め物や被せ物が合わなくなってくると、すき間にプラークが溜まりやすくなりますし、部分入れ歯やブリッジも、歯に固定している部分にプラークが溜まりがちです。同様に、矯正治療中で矯正装置をつけている方も装置周辺にプラークが溜まり、歯肉炎の原因になります。
妊娠
妊婦さんは、ホルモンバランスの変化によって「つわり」が起きます。つわりがある時期はどうしてもブラッシングがおろそかになるので、妊婦さんは口腔内が不衛生になりがち。妊娠中に歯肉炎になってしまう方は少なくありません。
埋伏した親知らず
歯肉炎は、親知らずの周辺に起きるケースが多々あります。親知らずは、完全に生えきっている方は少なく、一部が歯ぐきに埋まったままというケースがよく見られます。一部が埋伏した親知らずは周囲にプラークが溜まりやすく、歯周炎の原因になります。
歯周病の症状と進行
歯肉炎の症例
健康な状態
症例
歯茎は引き締まっていて、
健康的なピンク色をしています。
歯肉炎の状態
症例1
歯と歯茎のフチが炎症し、赤く腫れています。
症例2
歯面にプラークがこびりついています。また歯と歯茎のフチが炎症し、赤く腫れています。
歯肉炎の治療法
歯科医院でメンテナンスと受けるとともに、毎日適切なブラッシングを行うことが重要です。
歯肉炎の段階ではまだ歯を支える骨への影響もなく、歯周ポケットも浅いため、しっかりとプラークを除去できれば改善・完治します。
歯周病治療PERIOD.は、
進行段階に合わせたアプローチで歯周病を完治へと導きます。
歯肉炎が疑われる方は、
歯周炎に進行する前のケアが重要です。
早めの処置で健康な歯茎を取り戻しましょう。