中度歯周炎 | 歯周病治療ペリオド | 東京国際クリニック/歯科

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歯周病の症状と進行

中度歯周炎

PROGRESS STAGE 3

SYMPTOMS

中度歯周炎の症状

歯茎の腫れが
ひどくなる

歯茎からの
出血が
増える

歯周
ポケットから
膿が出る

口臭が
気に
なるようになる

歯が長くなった
ように見える

歯が前後・
左右に
グラつく
ようになる

噛むときに
違和感・
痛みがある

中度の歯周病を
発症している場合の
主な症状

軽度歯周炎より、さらに歯を支える骨が溶かされた状態です。歯周ポケットはさらに深くなり(4~6mm)、プラーク・歯石がぎっしりと溜まっています。この状態まで進行すると歯周ポケットの奥まで歯ブラシの毛先が届かないだけでなく、痛みも感じるのでご自身で歯磨きができず、さらに症状が進行していきます。適切な治療を受けずにいると、症状は悪化していく一方です。歯周病によって失われた茎歯や歯を支える骨(歯槽骨)は2度と戻ることはありません。当てはまる症状がある方は、すぐに適切な治療を受けていただくことをおすすめします。

歯周病の症状と進行

中度歯周炎の症例

中度歯周炎の症例

症例1

歯茎の炎症が強く、出血と膿が出ている箇所がみられます。

レントゲン写真

歯茎の炎症に対して、骨はそれほど吸収されて
いません。 処置をしないで放置を
していると骨の吸収が進んでいきます。

症例2

歯茎には強い炎症はみられませんが、部位によって歯茎が退縮していることが分かります。

レントゲン写真

歯茎の炎症はそれほどみられませんでしたが、部位によっては半分くらいの位置まで骨が吸収されていることが分かります。

細菌の状態

健康な状態

中度歯周炎

中度歯周炎になると
運動性細菌(歯周病菌)の割合が多くなり、
特に桿菌(かんきん)
と呼ばれる横長の細菌が多いのが
確認できます。

桿菌は歯肉炎から歯周炎
への進行に伴って増える細菌の一種です。

 

世界基準の歯周病治療

PERIOD.での
中度歯周炎の治療法

中度歯周炎においても、プラーク・歯石を除去することが治療の基本になります。
そのため、ブラッシングに加えスケーリングやデブライドメントなど
歯肉縁下のプラーク・歯石を除去する治療が中心になります。
ただし、この段階では歯周ポケットが深くなっているため、歯茎の上からの処置だけでは
プラーク・歯石を完全に除去するのが難しいケースがあります。
その場合は、外科処置などで歯肉縁下のプラークや歯石を取り除く必要になることもあります。

歯周病治療PERIOD.は、
進行段階に合わせたアプローチで
歯周病を完治へと導きます。

中度歯周炎の方は、そのまま
放置していると歯を失う可能性も・・・
早めの処置で大切な歯を守りましょう。

よくある質問

  1. Q.「歯周病は生活習慣病だから治らない」と言われました。本当ですか?

    A.歯周病は治ります。
    確かに生活習慣病の側面が強い病気ですが、40年以上前に予防と治療が可能なことが明らかになっています。
    関連記事:
    歯周病の治療方法

  2. Q.歯周病の原因は何ですか?

    A.プラーク(歯垢)とよばれる細菌です。
    歯周病の原因は、誤ったブラッシングにより、歯にこびりついたプラーク(歯垢)を除去できず、放置したことで起きる「細菌による歯茎の感染症」です。
    プラークはバイオフィルムとも呼ばれ、歯に強固に付着しているだけでなく、様々な細菌が集合してバリアを形成します。
    関連記事:
    歯周病のメンテナンス

  3. Q.歯周病により下がってしまった歯茎(歯肉)を再生することは可能でしょうか?

    A.可能です。
    歯茎の見た目を回復するために行う歯茎の再生治療を「結合組織移植術」といいます。主に、上顎の奥歯の内側から歯茎を採取して移植します。これは、上顎の奥歯の内側が他の部位の歯茎に比べ、比較的肉厚だからです(厚さ1mmほど採取します)。移植する範囲が広範囲にわたる場合は、やけど治療の際などに使用する移植材などを用いて治療をおこなう場合もあります。
    関連記事:
    歯茎の再生治療

  1. Q.歯周病は誰もがかかる病気ですか?

    A.歯周病は必ずかかるわけではありませんが、誰もがかかる可能性がある病気です。
    歯周病の発症に関わる要因は、①細菌(歯周病菌)、②生活習慣(喫煙、食生活、ストレス)、③遺伝の「3つ」の危険因子が複雑に絡み合って発症し進行します。この3つの要因がすべて重なることで、発症の危険性が高くなり重症化しやすくなります。
    関連記事:
    歯周病の基礎知識

  2. Q.歯周病の予防法はありますか?

    A.歯周病の予防はブラッシングと定期的なメンテナンスです。
    歯周病は、歯にこびりついたプラーク(歯垢)を除去できぬまま放置したことで起きる「細菌による歯茎の感染症」です。歯周病を予防するためには、ご自身による正しいブラッシングに加え、歯科医院での定期メンテンナスを受診していただくことで歯周病は予防することができます。
    関連記事:
    歯周病のメンテナンス

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監修者情報

公開日:2015.10.01

更新日:2023.04.12

清水智幸 東京国際クリニック/歯科 院長

清水智幸(しみずともゆき) 
東京国際クリニック/歯科 院長

歯学博士。日本歯科大学卒業後、近代歯周病学の生みの親であるスウェーデン王立イエテボリ大学ヤン・リンデ名誉教授と日本における歯周病学の第一人者 奥羽大歯学部歯周病科 岡本浩教授に師事し、ヨーロッパで確立された世界基準の歯周病治療の実践と予防歯科の普及に努める。歯周病治療・歯周外科の症例数は10,000症例以上。歯周病治療以外にも、インプラントに生じるトラブル(インプラント周囲炎治療)に取り組み、世界シェアNo.1のインプラントメーカー ストローマン社が開催するセミナーの講師を務めるなど、歯科医師の育成にも力を入れている。

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